国によって違うルールやマナーはグローバルなこの時代にはかかせない知識です!日本人として恥ずかしくない行動がしたいですよね♡
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入店からテーブルにつくまで
入口で店員を待ちましょう
ほとんどのレストランではエントランス付近に、「Please wait staff to be seated(スタッフの案内をお待ちください)」というようなサインを出しています。店内での食事をするためには勝手に入ってテーブルを探すのではなく、予約の有無は関係なしに、入口で待つ必要があります。
ただし、入口付近に誰もいない、しばらく待っても誰も来ない場合は店内に入ってみて近くの店員に声をかけると良いでしょう。「Hi, do you have a table for 2?(2人ですが空いていますか?)」のようなフレーズを使ってみてください。
ワクチン接種証明とIDを提示
2021年現在、バンクーバーを含むBC州では、レストランやパブなどで入店の際にコロナワクチン証明書と顔写真付きIDの提示が求められています。顔写真のついていないIDや、IDを写真に撮ったものでは入店を拒否される可能性があります。原本もしくはコピーを紙媒体で用意しておくと安心です。
※追記、2022年現在もBCのワクチンパスポートとIDの提示の義務化は継続されています。
注文をするときのマナー
注文が決まっても店員を呼ばない
注文が決まった際に、Excuse me!と大きな声で店員さんを呼ぶのは非常にマナーの悪い行為です!では注文が決まったらどのようにすれば良いのかというと、
担当の店員との挨拶を忘れない
担当の店員さんがテーブルに来て、注文をする際に注意していただきたいのが、最初の「Hi,Hello」の一言です。英語で注文だ!と少し緊張して注文の内容や英語にばかり気を取られてしまいがちですが、サーバーやウェイトレスの方はほぼ必ず「Hello, how are you?」と挨拶をしてくれますので、きちんと返事をしましょう。目を合わせて笑顔で「ハロー」というだけで十分です!とっても簡単なことですが、とっても大事なことです。素晴らしい接客が当たり前になっている日本ではなかなか想像しづらいかもしれませんが、カナダでは、良いお客さんには良い接客を、失礼なお客さんにはそれなりの接客を、というスタンスです。最初に失礼な印象を与えてしまうと、その後のサービスに影響がでてしまう可能性もありますので、最初の挨拶は忘れないようにしましょう!
シェアするか、別々かを明確に
複数人でオーダーをする場合ですが、代表の1人がみんなの分を注文するのではなく、基本的には自分の料理は自分で注文することをおすすめします。すべての料理をシェアする場合は、まず最初に「We’re gonna share everything.(全部シェアします。)」と伝えると良いでしょう。
店員さんは、誰がどの料理を注文したのかをすべて把握して、その人が注文したものをその人の目の前に持ってきてくれます。シェアをすると伝えておけば、料理と一緒に取り皿等も何も言わなくても持ってきてくれます。
また店員さんは注文を通す時点で、お会計の準備をしています。お会計を全部まとめてするのか、シェアしたものを人数で分けて計算するのか、それぞれが頼んだものを別々にお会計するのか…等を分かりやすくするためにも、注文をする時点で明確にしておくと非常にスマートです。
食事中のマナー
大声で店員を呼ばない
取り皿が欲しい、ナプキンが欲しいなど、食べている最中に必要なものがでてくると思います。そのような時は「Excuse me!」と大きな声で店員さんを呼ぶのではなく、店員さんに視線を送り、目を合わせてから呼ぶようにしましょう。また、店員さんが近くを通るのを待ち、その際に大きすぎない声で「Excuse me.」と声をかけます。
お水をこぼしちゃった!等の非常事態を除き、基本的に大声で店員を呼ぶ行為はご法度です。
食べ終わったサインをしよう
高級なレストランではあれば、店員さんが頻繁にテーブルの様子を見に来て声をかけてくれます。ほとんどの場合、その際に店員さんが「Are you still working on this?(まだ食べている途中ですか?)」「May I clear this plate for you?(お皿をお下げしてよろしいですか?)」等のフレーズを使って食事が終わっているかどうかを確認してくれます。まだ食べている途中であれば「Im still working on it.(まだ食べています。)」、食べ終わっていれば「Yes, I’m done. Thank you.(はい、食べ終わりました。ありがとうございます。)」というふうに答えてみましょう。
もし量が多くて食べきれない場合、持ち帰り用の容器をもらって家に持って帰ることができます。「May I get a to go box, please?(持ち帰り用の箱をもらえますか?)」と尋ねてみましょう。持ち帰り用の入れ物は、よく「to go box, to go container」と言います。
カジュアルなレストランの場合、高級なレストランに比べると、店員さんがテーブルに声をかける回数は比較的少ないように感じます。(決してサービスが悪いというわけではなく、カジュアルな場所での食事なので、肩を張りすぎず、お客さんの食事の時間を邪魔しないためです。)ですので、食べ終わった際にはこちらからサインを出してあげると、店員さんがそれに気づいて、お会計を用意してくれます。
食事が終わったら、まずは食事に使っていたフォークやおはしをお皿にきれいに並べて置きます。それからしばらくフォーク、おはしに手を付けずにいると、それだけで店員さんは気づいてくれます。より分かりやすくするには、食べ終わったお皿を少しテーブルの隅の方に寄せて置くと、確実に伝わりやすいサインになります。
お会計のマナー
お皿を下げてもらう時にビルをもらう
ほとんどのレストランでは、お会計を食べた席で行う「テーブル会計」になっています。テーブル会計でないレストランでも、一度テーブルで自分のお会計を出してもらってから、そのビル(お会計の詳細と合計金額が書いてある請求書)を持ってキャッシャーに行きます。
一番スマートにビルをもらうやり方は、店員さんがテーブルに来てお皿を下げてくれたタイミングで「May I/we have the bill/check, please.(お会計お願いします。)」と伝える方法です。
また、お会計をお願いするハンドジェスチャーを使う人も多いです。紙に署名をする時のように、右手を使って空中にペンでサインをするジェスチャーがよく使われます。これを使えば、遠くにいる店員さんにも大きな声を出さずにビルをお願いすることができるので便利です。
支払い方法を伝える
店員さんがビルを持ってきてくれたら、支払い方法を伝えます。カナダでは大きく分けて現金/クレジットカード/デビットカードの3種類で支払います。現金の支払いができないレストラン、逆に現金しか受け取らないレストラン(こちらはまれですが)ありますので、キャッシュで払う場合は「Do you accept cash?(現金で払っても良いですか?)」と聞いてみましょう。カードで払う場合は、「Credit/Debit, please.(クレジット/デビットでお願いします。)」と伝えれば、カードマシーンを用意してくれます。
チップは必須です
チップは気持ちだから、素晴らしいサービスを受けたらすればいい、してもしなくてもいい、という声もありますが、はっきり言わせてください。よほど悪いサービスではない限りチップは必須です。チップを置かないお客さんは、日本人くらいです。それがどれほど大人として恥ずかしい行為であるのか自覚がないだけで、悪気は無いのでしょうが、日本人のお客さんのテーブルを担当することが嫌がるサーバーが多いのも事実です。カナダでは、チップは当たり前のマナーです。よほどサービスが悪かったり、料理が食べられないほど悪かったのではない限り、必ずチップはしましょう。チップをしたくないのであれば、レストランでテーブルサービスを受けるのではなく、テイクアウトをすればチップを置かなくても全く失礼ではありません。
退店する時のマナー
退店する際のマナーは日本と変わりありません。日本でも、店員さんやシェフに向かって「ごちそうさまでした、ありがとうございました。」と声をかけるのと同じで、「Thank you.」と一言声をかけるので十分です!
中には「Have a good day/night.(良い一日/夜を。)」と言ってくれる人もいます。その時は「You, too.( あなたも。)」と返事ができるととってもスマートです。
まとめ
今回は、カナダでのレストランマナーを入店から退店まで順を追ってご紹介しました。
私は、マナーの良さと英語力は全く関係が無いと思っています。店員さんの言ったことが聞き取れなかったり、注文が上手くできなくても、笑顔で感謝の気持ちを伝えることができれば担当してくれているサーバーの方も気持ちよく仕事ができると思います。
礼儀正しい国として知られている日本人として恥ずかしくないような、国際的なマナーを身に着けて、気持ちよく食事ができるといいですよね。
読んでいただきありがとうございました!
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