タイの観光地の移動ではトゥクトゥクが便利って聞いたけど、危険だったりしないかな?ぼったくられたらどうしよう?
みなさん、トゥクトゥクってご存知ですか?
トゥクトゥク(tuktuk) とは、タイで有名な三輪のバイクに大きな荷台や座席が付いた乗り物で、三輪タクシーとも呼ばれているそうです。
安全なの?ぼったくられるんじゃない!?そんなちょっとだけ危ないイメージのあるトゥクトゥクですが、タイ・バンコクといえばトゥクトゥク! ということで計3回乗ってみました。
トゥクトゥクとっても楽しくて良い経験になりました!乗ってよかった!…けど、めっちゃ怖い思いもしました泣
値段交渉に挑戦したり、死ぬかと思うような体験もしました(笑)筆者が実際に体験したことで、こういうことには気をつけるべきだという注意点がいくつか分かりましたので、皆さんにご紹介していきたいと思います。
※この記事はコロナ前、2019年に旅行した際のレビューです。
リンク
1回目:所持金0で乗車!優しいドライバー
有名観光地ワットアルンからカオサンロードへ移動する際に、 フェリー折り場で待機していたトゥクトゥクに初挑戦しました。
まず驚いたのはその派手さ!!めちゃめちゃかわいいんです♡♡ ピンクや水色、 黄色などカラフルな車体にピカピカのライトやお花の飾りでデコっ てありました。車内の柵(?)もおしゃれです。
なんとこの時、持っていた現金タイバーツが、日本円でいう2, 30円しかありませんでした(笑) 適当にそこらへんで換金すればいいでしょ~ と考えていたのですがフェリー乗り場近くに換金所がありませんで した。。
しかし目的地カオサンロードにはたくさんあるみたいだったので、 近くにお客さん待ちしていたトゥクトゥクドライバーに聞いてみま した。
「Excuse me..カオサンまで行きたいけどバーツがないの、、 カオサンの換金所まで乗せてくれたらそこで換金して払えるけど乗 せてくれなませんか?」
ドライバーのおじさんはOkay okay~~と笑顔で乗せてくれました(優しい)。
写真の通り、トゥクトゥクには壁がありません。 シートベルトもありません。
まじで強風になりますし、 キレイに舗装された道だけではありません。スマホで乗車中の写真や動画を 撮りたくなりますが、本当に気をつけないと車外に放り出されます(スマホも自分もw) 。 私は信号待ちしているときに急いで撮りました(笑)
その時は所持金なしで乗せてもらう身だったので、言われた額にチップを加えて少し多めに払いました。
2回目:トゥクトゥクツアーに参加!安心安全な運転
英語ガイド付きトゥクトゥクツアー というものに参加しました。このツアーは、タイの名物トゥクトゥクに乗って観光地を回ったり、有名なレストランで食事をしたりするものでした。ですので観光地の移動のために自分でトゥクトゥクを手配する必要もなく、乗車の際の値段交渉などはなし。
1回目に乗ったトゥクトゥクに比べて、THE観光客向け! というようなデコレーションはされておらず、シックでフォーマルな感じでした。また運転も丁寧で、私達ツアー客の安全に気を遣ってくれているのが分かりました。 さすがツアーのトゥクトゥク。
せっかくタイに来たし、トゥクトゥクに挑戦したいけど、値段交渉をしたりぼったくら れるのは嫌だし、 危険な運転をするドライバーだったらどうしよう、、、 と不安な人は、 このようなツアーに参加するのもいいかもしれません(^^)
3回目:値段交渉バトル!エンジン不調!もうダメかと思った
観光地からホテルに帰る際、トゥクトゥクを使うことにしました。
お客さん待ちをしているドライバーに、 宿泊しているホテルの最寄り駅までいくらかかるか聞いてみました 。すると「200バーツ」との返事。。。ホテルから観光地に行くまでに使ったタクシーと変わらない値段でした。
観光客だと分かるとぼったくろうとしてくるという噂を聞いていた ので、それは少し高いのではないかと思い「100バーツでどう? 」と聞くと「俺は200バーツでしか行かない」とのこと。。
そこで、別のドライバーさんにも聞いてみよう! とトライしてみると彼も「200バーツ」。。「100でどう?」 と言ってみると「150バーツだ」と。う~ん、 どうなんだろうと思いながら、 もう一回だけ別のドライバーさん聞いてみようと思いお断り。
また別のドライバーさん、案の定「200バーツ」。「 100でどう?」「200だ。」「150は!?」「 いいじゃないか200だ」200は高いよ~と思いながら「 じゃあいいです~、、」と断ると、急に焦って「 分かった分かった、150だ!」 と150バーツで同意に至りました(笑)
さてこのドライバーさんが、超ヤバイ運転をする人 でした、、、!!
まず最初に、スピードが異常に速い!!!!! 車と車の間をスイス イと避けながらガンガン抜いていきます。ドアも窓も壁もないトゥクトゥク、 揺れと遠心力・吹き抜ける風でまるでジェットコースターに乗っているよ う。思わず出る「きゃああああああ」という叫び声に気も留めず、 とても楽しそうに運転するドライバーさん。
だんだん気分も乗ってきたのか、音楽を超大音量で流しだしました (しかもEDMみたいなやつ)。 そこで気づいたのですが、 でかいスピーカーをふたつ車内の屋根付近に取り付けてありました (そんなスピーカーは他のトゥクトゥクにはありませんでした、改造しているのでしょう…)。
乗り始めて5分ほどしたら、なんだか車体の下の方、 おそらくエンジンあたりから謎の音が聞こえてきました、、 がたがたがた、、ぼんっぼんっ、、がたんっ、、 そんな音もおかまいなしにスピードを上げるドライバー。
全部の道が綺麗に舗装されているわけではありません。その荒い運転に揺れまくる車体、浮く体、、( おしりが椅子から離れました)。 さすがに怖すぎて、「Can you go more slowly please!?!?」と叫びます。ドライバーさんは「 Hahaha, okay don’t worry~~♪」と相変わらずノリノリです。
しかし相変わらずトゥクトゥクから聞こえてくる謎の音にさすがにやばいと思ったのか、 急に道路の端に寄せて停車させました。 そしてスパナのようなものを取り出し車体の下をのぞき込み、 ガチャガチャといじりだしました。
数分後、 オッケーオッケーと言いながら再びエンジンをかけ発車。 しかし依然聞こえてくるその謎の音…心の中で「 神様お願いしますまだ死にたくありません」 とひたすら祈っていました(笑)
なんだかんだその数分後、無事に目的地へ到着 。 本当に生きた心地がしませんでした。そのドライバーのお兄さん、 私たちを降ろした後ものすごいスピードで帰っていきました…。
トゥクトゥク乗車のポイント・注意点
・値段は乗車前に提示されますが、だいたい高めの値段から始まります 。値段交渉すれば安くしてくれます。交渉に応じてくれないなら別のトゥクトゥクを探そう。
・トゥクトゥクに壁やドアはありません。 運転が荒いドライバーもいます。物を落としたり、 体が放り出されないように最新の注意を払いましょう。
・ツアー なら、何台かのトゥクトゥクで団体行動なので、 とんでもないスピードをだしたりするドライバーもいませんし、 値段交渉のわずらわしさもありません。
・大きい紙幣しかもっていない時、 おつりがないと言われることもあります。 おつりをもらう必要がないよう細かいお金を用意 しておきましょう。
無事に帰れたので今では良い思い出ですが、実際にトゥクトゥクの 交通事故はとても多いそうです。今振り返ると、危険な運転をする、 その上トゥクトゥクから変な音が聞えるなんて場合はもうその場で 降りて別のトゥクトゥクなりタクシーを利用したほうが良かったか もしれません。
怖い思いもしましたが、 心地良い風にあたりながらタイの街並みを眺めることのできるトゥクトゥクは、 とても楽しかったですし乗ってよかったと思っています。 物価の安いタイですので、少しでも身の危険を感じたらその場で降ろしてもらって別の交通手 段を使うのも賢い手だと思います! けがや命に比べたら、数百円、 千円なんて安いものです。
気を付けつつも、タイ旅行を楽しみましょう♡
以上、タイ・バンコクでのトゥクトゥク体験記でした。
コメント